共通テストのリスニングで必要なWPMの目安を解説!
こんにちは!今回は、共通テストのリスニング問題で求められるWPM(Words Per Minute)の目安について詳しく解説します。
リスニング対策に悩んでいる高校生のあなた、ぜひ参考にしてくださいね。
WPMとは?リスニングで重要な指標
WPMは、1分間に聞き取れる単語数を表す指標です。リスニングでは、英語のスピードについていくことが重要ですが、そのスピードを数値化したものがWPMです。
具体的には、以下のように計算します。
– 英文の単語数 ÷ かかった時間(秒) × 60
例えば、100語の英文を30秒で聞き取れた場合、WPMは以下のようになります。
– 100 ÷ 30 × 60 = 200 WPM
つまり、1分間に200語のペースで英語を聞き取れるということです。
共通テストのリスニングで求められるWPMの目安は?
共通テストのリスニング問題は、大きく分けて2つのパートに分かれています。
1. 対話文(会話)
2. 説明文(モノローグ)
それぞれのパートで求められるWPMの目安は以下の通りです。
対話文(会話)のWPM目安
対話文のパートでは、以下のようなWPMが求められます。
– 120〜150 WPM
会話のスピードは比較的ゆっくりですが、話者が交互に話すため、話の内容を素早く理解する必要があります。
説明文(モノローグ)のWPM目安
説明文のパートでは、以下のようなWPMが求められます。
– 150〜180 WPM
説明文は一人の話者が一定のスピードで話すため、対話文よりもスピードが速くなります。内容も複雑になる傾向があるため、高いリスニング力が求められます。
WPMを上げるためのリスニング練習方法
では、WPMを上げるためにはどのようなリスニング練習をすればよいでしょうか?以下の方法がおすすめです。
1. シャドーイング
2. ディクテーション
3. 速聴練習
シャドーイング
シャドーイングとは、英語を聞きながら、すぐに真似して声に出す練習方法です。英語の音やリズムに慣れるのに効果的です。
手順は以下の通りです。
1. 英文を聞く
2. 聞こえてくる英語を、遅れずに真似して声に出す
3. 意味は気にせず、とにかく真似して声に出すことを優先する
ディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞いて書き取る練習方法です。聞き取った英語を正確に書き取ることで、リスニング力と文法力の向上が期待できます。
手順は以下の通りです。
1. 英文を聞く
2. 聞こえてきた英語を書き取る
3. 答え合わせをして、間違えた部分を確認する
速聴練習
速聴練習とは、通常よりも速いスピードの英語を聞く練習方法です。速いスピードの英語に慣れることで、リスニング力の向上が期待できます。
手順は以下の通りです。
1. 通常のスピードの英文を聞く
2. スピードを少しずつ上げていき、速いスピードの英文を聞く
3. 速いスピードでも内容が理解できるようになるまで練習する
リスニング問題の傾向と対策
共通テストのリスニング問題では、以下のような傾向があります。
1. 設問に関連する重要な情報が、話の中盤から後半に出てくることが多い
2. 設問の選択肢に、話の内容と似ているが正解ではない情報が含まれている
3. 話の全体的な要点や結論を問う設問がある
これらの傾向を踏まえ、以下のような対策が効果的です。
集中力を維持する
話の中盤から後半に重要な情報が出てくることが多いため、最後まで集中して聞き取ることが大切です。そのために、以下のようなコツを意識しましょう。
– 話の内容を予測しながら聞く
– メモを取りながら聞く
– 重要だと思った情報は、頭の中で繰り返す
選択肢を先読みする
設問の選択肢に、話の内容と似ているが正解ではない情報が含まれていることがあります。そのため、選択肢を先読みしておくことで、聞き取るべきポイントを意識しながら聞くことができます。
全体的な要点や結論を意識する
話の全体的な要点や結論を問う設問があるため、個々の情報だけでなく、話の大まかな流れを意識して聞くことが重要です。以下のようなポイントを意識しましょう。
– 話の導入部分で、話者が何について話すのかを確認する
– 話の展開部分で、話者の主張や説明の流れを追う
– 話の結論部分で、話者の主張をまとめる
リスニング教材の選び方
WPMを上げるためには、適切なリスニング教材を選ぶことも重要です。以下のようなポイントを意識して教材を選びましょう。
難易度が適切である
自分のレベルに合った難易度の教材を選ぶことが大切です。易しすぎる教材では、リスニング力の向上が期待できません。
かといって、難しすぎる教材では、ついていくことができずに挫折してしまうかもしれません。
興味のある内容である
興味のある内容の教材を選ぶことで、リスニングの学習を楽しく続けることができます。自分の趣味や関心に合った教材を探してみましょう。
スクリプトが付属している
スクリプトが付属している教材を選ぶことで、リスニングの学習効果を高めることができます。
聞き取れなかった部分を、スクリプトを見ながら確認することで、リスニング力と読解力を同時に伸ばすことができます。
リスニング学習の継続のコツ
リスニング力の向上には、継続的な学習が欠かせません。以下のようなコツを意識して、学習を続けましょう。
毎日少しずつ学習する
毎日少しずつ、でも継続的に学習することが大切です。1日10分でも、15分でも構いません。毎日コツコツと積み重ねることが、リスニング力の向上につながります。
学習の習慣を作る
学習を習慣化することで、継続的に学習を続けることができます。以下のような工夫をしてみましょう。
– 毎日決まった時間に学習する
– 学習の記録をつける
– 学習の目標を設定する
楽しみながら学習する
楽しみながら学習することで、学習のモチベーションを維持することができます。以下のような工夫をしてみましょう。
– 好きな映画やドラマを英語字幕で見る
– 英語の歌を聞いて、歌詞を理解する
– 英会話カフェに参加する
リスニングを苦手とする人の特徴と克服法
リスニングを苦手とする人には、以下のような特徴があります。
1. 単語の聞き取りが苦手
2. 英語の発音やイントネーションに慣れていない
3. 話の速さについていけない
4. 集中力が続かない
これらの特徴を克服するために、以下のような対策が効果的です。
単語力を付ける
単語の聞き取りが苦手な人は、単語力を付けることが重要です。以下のような方法で、単語力を付けましょう。
– 英単語帳を活用する
– 英英辞典を使って、単語の意味を理解する
– 英語の語源を調べる
英語の発音やイントネーションに慣れる
英語の発音やイントネーションに慣れていない人は、英語のリズムに慣れることが大切です。以下のような方法で、英語のリズムに慣れましょう。
– 英語の音声を繰り返し聞く
– 英語の音声に合わせて、声に出して読む
– ネイティブスピーカーの発音を真似する
話の速さに慣れる
話の速さについていけない人は、速いスピードの英語に慣れることが重要です。以下のような方法で、速いスピードの英語に慣れましょう。
– 速聴練習を行う
– 少しずつスピードを上げていく
– 速いスピードの英語を繰り返し聞く
集中力を高める
集中力が続かない人は、集中力を高めることが大切です。以下のような方法で、集中力を高めましょう。
– 1回の学習時間を短くする
– 学習の合間に休憩を取る
– 集中力が高まる時間帯に学習する
リスニングに役立つアプリやサービス
リスニング学習に役立つアプリやサービスを活用することで、効果的に学習を進めることができます。以下のようなアプリやサービスがおすすめです。
英語ニュースアプリ
英語ニュースアプリを活用することで、時事問題に関する英語のリスニング力を高めることができます。以下のようなアプリがおすすめです。
– NHK WORLD-JAPAN
– BBC News
– CNN
英語学習アプリ
英語学習アプリを活用することで、体系的にリスニング力を高めることができます。以下のようなアプリがおすすめです。
– Duolingo
– 英語物語
– 英単語ターゲット
オンライン英会話サービス
オンライン英会話サービスを活用することで、ネイティブスピーカーとの会話を通してリスニング力を高めることができます。以下のようなサービスがおすすめです。
– DMM英会話
– レアジョブ英会話
– ネイティブキャンプ
共通テストのリスニング対策の注意点
共通テストのリスニング対策を進める上で、以下のような注意点があります。
過去問を活用する
過去問を活用することで、共通テストのリスニング問題の傾向を把握することができます。ただし、過去問に頼りすぎるのは避けましょう。過去問だけでなく、様々な教材を活用することが大切です。
時間配分に気を付ける
共通テストのリスニング問題は、時間配分が重要です。問題文を読む時間、選択肢を読む時間、音声を聞く時間をバランスよく配分することが大切です。
時間配分を意識しながら、練習問題に取り組みましょう。
体調管理に気を付ける
共通テスト当日は、体調管理に気を付けることが大切です。十分な睡眠を取り、バランスの取れた食事を心がけましょう。
また、試験会場の環境に慣れるために、事前に下見をしておくことをおすすめします。
リスニング学習に役立つ無料リソース
リスニング学習に役立つ無料リソースを活用することで、経済的な負担を抑えながら学習を進めることができます。以下のような無料リソースがおすすめです。
YouTube
YouTubeには、英語学習に役立つ動画が数多く投稿されています。以下のようなチャンネルがおすすめです。
– engVid
– Learn English with Emma
– Rachel’s English
ポッドキャスト
ポッドキャストを活用することで、通勤・通学時間や空き時間を活用してリスニング学習を進めることができます。以下のようなポッドキャストがおすすめです。
– ESL Podcast
– British Council LearnEnglish Podcasts
– VOA Learning English
無料オンライン英語コース
無料オンライン英語コースを活用することで、体系的にリスニング力を高めることができます。以下のようなコースがおすすめです。
– Coursera: Learn English
– edX: English Grammar and Style
– Alison: English Language Courses
リスニング学習のモチベーションを維持するコツ
リスニング学習を長期的に続けるためには、モチベーションを維持することが大切です。以下のようなコツを意識して、モチベーションを維持しましょう。
目標を明確にする
具体的な目標を設定することで、学習のモチベーションを維持することができます。以下のような目標を設定してみましょう。
– 共通テストのリスニングで○○点以上を取る
– 英語のニュースを聞いて、内容を理解できるようになる
– 英語の映画を字幕なしで理解できるようになる
達成感を味わう
学習の成果を実感することで、達成感を味わうことができます。以下のような方法で、達成感を味わいましょう。
– 学習の記録をつけ、進捗を可視化する
– 定期的にリスニングテストを受け、スコアの伸びを確認する
– 英語で日常会話ができるようになったら、自分を褒める
仲間と一緒に学習する
仲間と一緒に学習することで、モチベーションを維持することができます。以下のような方法で、仲間と一緒に学習しましょう。
– 友人と一緒に英語学習イベントに参加する
– オンラインの英語学習コミュニティに参加する
– 英語学習仲間とお互いの学習状況を報告し合う
リスニング学習に役立つ環境づくり
リスニング学習に集中できる環境を整えることで、学習効果を高めることができます。以下のような環境づくりがおすすめです。
静かな場所で学習する
静かな場所で学習することで、リスニングに集中することができます。自宅の静かな部屋や図書館などを活用しましょう。
良質な音源を使用する
良質な音源を使用することで、リスニングの質を高めることができます。高品質なヘッドホンやスピーカーを使用し、クリアな音質で学習しましょう。
英語学習に適した机と椅子を用意する
英語学習に適した机と椅子を用意することで、長時間の学習でも疲れにくくなります。姿勢が良くなるような机と椅子を選びましょう。
まとめ
共通テストのリスニングで高得点を取るためには、以下のようなポイントを意識しましょう。
– WPMを上げるために、様々な練習方法を取り入れる
– リスニングを苦手とする人は、苦手な部分を克服するための対策を立てる
– 無料リソースやアプリ、サービスを活用する
– モチベーションを維持するために、目標設定、達成感、仲間との学習を大切にする
– 集中できる学習環境を整える
リスニング学習は、一朝一夕では身につきません。しかし、諦めずに継続的に学習を続けることで、必ず力がついてきます。自分のペースで、楽しみながら学習を続けていきましょう。
共通テストは、あなたの努力の結晶です。リスニング対策だけでなく、他の教科の学習にも力を入れ、当日は自分の実力を存分に発揮してください。
あなたなら必ずできます。全力で頑張ってください!
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